抑制すると増幅される?

私は鳥居が好きで
あの形を見ると中に素敵な空間があるようで心がときめきます。
  
が、先日は縁あって
大きなお寺さんに行ってきました。
修行僧さん(雲水さん)をたくさん抱えた
有名な曹洞宗のお寺さんです。
  
私の父方の実家が曹洞宗の檀家だったので
そういったご縁を感じて参詣してきました。
  
今までもお寺さんはいくつか参詣したことはあったのですが
密教系というのでしょうか
そういうところは初めてでした。
とても威圧的なんですね。あらゆるものが。
  
柱や梁、仏像、巨大数珠、巨大オブジェ的なものもいくつか。
あと、シャンデリアじゃないのですが、金飾りのものが天井から
垂れ下がっていて、天井も場所によってはベルサイユ宮殿かよってくらい
一枚一枚に繊細な絵がかかれていました。
  
本当に正直な感想を言ってしまうと
全部エロい。と思いました。
  
神社ではあまり感じたことのない感覚です。
神社の方が産めよ増やせよなどと欲望や願望に肯定的な感じで
大らかなイメージを持っていたのですが、
実際に行くとだいたいのところが凛と静粛な空気が流れています。
   
それに対して
お寺さんはそういうのを押さえているはずなのに
かえってその隠されたものが増幅されて滲み出ているように思いました。
  
何故なんでしょう。
私が白蛇抄とか観ていたせいでしょうか。
お坊さん(雲水さん)もいやらしく見えてしまい、
太くてよく磨かれた柱や梁もいやらしく見えてしまいました。
大きな玉や過剰な装飾も性的な欲望を芸術に昇華させよう、
自分達を立派に見せることによって、心を支配しよう
とする何か目に見えない思いが私には感じられました。
  
男社会だからでしょうか。
仏教徒さんごめんなさい。
  
私はずっと共学の学校を選んで、
職場も女性が多いところを選んで進んできたので
正直、男ばかりの所は得意ではありません。
  
男同士のの意地や虚勢の張り合いが苦手なのです。
あと、必ず男同士だと暴力も含めた不条理な上下関係ができます。
私はそれも苦手で、そういったことが横行する部活動
というものもそれが理由で入れませんでした。
  
そう考えると
神社≒共学
お寺さん≒男子校
尼寺さん≒女子校
という私の理解も
あながち間違っていないようにも思えます。
  
でも、神仏混合みたいなところだと
神社さんでも男子校っぽいところもあったりするので
紛らわしいんですよね。
  
私は女神系の柔和で大らかな感じの神社に親しみやご縁を感じます。
そういう女神さんのご機嫌を取るための信仰の積み重ねが
その神社の柔らかい空気に影響しているように思えるのです。
  
その点では尼寺というのに行ったことがないので
どういう感じなのか興味があります。
  
次の旅では調べていってみようかしら。
ふふふ。