宇宙は大ヘンだ

昨日はNowadaysを聞いて無常を感じて泣くと書いた私ですが
最近のもう一つの流行りに80年代のアニメソングというのがあります。

なんというか、リアルタイムに子供だった時に観たものが
けっこう深い内容だったりして。
実は80年代全般のものに対して私は苦手意識を持っていたんです。
70年代の文化が歌謡曲にしろ、ファッションにしろ、テレビにしろ、
大人っぽくてかっこいいなと思う一方で
80年代の文化は奇をてらっているような気がして、
若者万歳っていうイメージを持っていました。

実際に時代は若いアイドルだったり、新しい軽妙な文化が席巻して
いたように思います。

ただ、最近になって気が付いたのは80年代の文化の仕掛け人は
紛れもなく大人達だったのです。そして、しっかりと70年代の
文化を蓄積させて、時代とともに昇華させて軽く華やいだ
新しい文化を作り上げていたのです。

だから、私は食わず嫌いだった80年代を今、復習している
時代遅れの女なのです。
そしてその中でも好きなのは「うる星やつら」という漫画。
今の時代も通じるコスプレなどのアングラカルチャーを
メジャーにした立役者なのではないかと思っています。
私のお気に入りは意外と面堂くんの根暗なところだったりします。
サクラ先生とかしのぶちゃんも好き。これってとっても群像劇だったんですよね。
いろんなキャラクターがいて、みんな大好きです。

そして、そのアニメのエンディングだった「宇宙は大ヘンだ!」という曲について
最近聞くたびに本当に泣きたくなるくらい助けられているのです。
「ヘンとヘンを集めて、もっとヘンにしましょー」というコーラス部分を聞くと
あぁ、自分も居てよしかな、という不思議と暖かい肯定のオーラを感じて、
わぁっと泣きたくなってしまうのです。

あれ、最近泣いてばかりのアタシ、ひょっとして追いつめられてる?
いや、人生のターニングポイントなのです。
今までみたいに寂しい涙や悲しい涙でなく、
ありがたいなぁとか、素敵だなぁという涙なので、きっと大丈夫です。
36歳、多感なニューレディーです。