毛と水玉と生命体

今日ふと思ったのですが、
草間彌生先生の水玉柄と多すぎる体毛は
共通点があるということです。
 
そもそも毛は毛穴という円から出た生命体。
日本人の場合、その色は黒いです。
つまり陰の色素を持った生命体がにょきにょき生えてくる。
毛深い人が嫌いという人はたぶん、
そこに黒い生命体の増殖の恐怖を感じるのでしょう。
 
でもそんなこと言っている自分も
体中毛穴だらけ、
もっと言えば固体に見えるものも突き詰めれば
分子、核といった無数の球体の塊でできているのです。
 
私自身、体毛はコンプレックスの一つでもありましたが、
自分の体から増殖してくる生命体を少し愛してみようと
思いました。
 
もう、きっと怖がらないでしょう。
生きていくってそういうことだから。