やり、やられ、そして忘れ

以前の記事「カウンターアタッカー」で
私はやり返す気マンマンレディー(略称:やりマンレディー)
であるということを書きましたが、
やり返すにしても同じ方法でやり返すのは
あまり好きではないやり方です。
 
お店でいろいろな人を見ていると
たまに
「あぁ。この人は普段やられていることをやり返しにきてるんだな」
と思われる方もいらっしゃいます。
 
されていることをやり返すというのは
目には目を歯には歯をのハンムラビ法典ではないですが
昔からある王道のやり返し方ではあります。
(やった本人にやり返せないので
 弱い立場の人間にやり返すというのは考え物ですが。)
 
私はあまりそういうやり口は好きではありません。
だって、それはやった人のコピーをしているわけで
オリジナリティーが入っていないからです。
そして、嫌いな人のやり口を自分がやってしまうからです。
 
私は善人ではないので
そういうことをやったことがないとは言いません。
この先もカッとなってやってしまうかもしれません。
ただ結論としてそれは不幸の連鎖と自己嫌悪を招くだけです。
幸せは少々の我慢の上に成り立つのです。
 
最大の仕返しは自分がその人よりも
ずっと楽しそうな状態になること。
松任谷由実先生の提唱する
「幸せはあなたへの復讐」というやり方が
最も相手にとってもダメージが大きいのではないかと思うからです。
  
とりあえずそれまでは心の中で軽蔑します。
顔にも出ているかもしれませんね。
ほら、人間ができていないでしょ。
 
よく考えると根暗な方法ですね。
ただし相手から見ての幸せを考えるあまり、
自分の幸せを見失ったりする可能性もありますし、
軽蔑する心で楽しいことを考えにくくなってしまうかもしれません。
 
書き始めてから気がついたのですが、
もしかしたら最大の復讐は
そんなことをされたのも忘れてしまうということなのかもしれません。
自分が楽しくなったら、やり返すことなんか忘れてしまうかもしれません。
 
私は同じ方法でないにしろ
やり返すと思っている時点でステージが低いなと。
 
まぁ願わなくとも忘却は降り積もる時間の中で
自然と起こることなので
自分が楽しい状態になることに意識を集中して過ごして、
後は日にち薬(ひにちぐすり)で忘却するというのが
今の私に出来る、最大の仕返しなのかもしれませんね。
 
書き始めて整理できました。
毎度自慰行為的記事、すんません。