大阪まみれ

アイラブオオサカ!
 
と、来日した外国人アーティストのように声をかけながら
行って参りました、大阪の旅。
今回は土曜日のイベントに呼んでいただいたので
土曜日レギュラーのCampy bar!をお休みさせていただき、
前のりで現地に入りました。
 
私、以前移動で新幹線を使った際、
女装道具の荷物が巨大で、置き場所に難儀をしたことがあるので
大阪から先のイベントには大体飛行機で行きます。
弱小会員ですが、青チームのマイラーでもあるので。
 
木曜の夜から入っていたのですが、
疲れていたのでホテル到着後爆睡。
金曜日からちょろちょろ動いていました。
  
金曜日は前日、なんとなくネットを検索して
天河大弁財天社という神社が芸能には良いとのことで
急遽行くことに決めました。そう、レディーはいつだって気まぐれ。
  
大阪阿部野橋から近鉄電車に乗り、吉野方面へ。
途中東京ではまったく話題になっていませんが、
ハイヒールモモコ姉さんが大喜びというあべのハルカスを視察。
確かに噂どおりベンチが多くあって、公共スペースがたくさんありました。
  
1時間ほど電車に乗り、下市口という駅で降り、バスに揺られて約1時間。
途中で恐ろしいほどの山道や異様に長いトンネルを超え、
天川川合というバス停で下車。タイミングが合わなかったので
そこから川沿いの道を歩いて天河大弁財天社に行きました。
50分くらい歩いたかな?
 
私、けっこう歩くのが好きなので、
金沢の白山ひめ神社に行く時も最寄駅から1時間くらいかけて
往復歩いたりするのですが、そこと似たような感覚でした。
私の好きな神社って何故か近くに大きな川があるのです。
  
まあとにかく水が綺麗。緑が美しい。
夏に2週間くらい川遊びでロングステイとかしてみたいというほど
美しい風景でした。で肝心の神社ですが思ったよりもこじんまりしていました。
そして、本殿の前に能舞台。そういえばここは天河伝説殺人事件の舞台だったような。
私が行った時間は夕方よりちょっと前くらいだったんですが、薄暗い感じで
とてもミステリアスな神社でした。
ガラスの仮面紅天女もこのあたりが舞台でしたっけ?
 
芸能にききそうな五十鈴とお守りを入手。
  
で、その夜は兎我野町の大阪女装のメッカ「do with cafe」で
大酔っ払い。途中足元の自分の鞄に躓いて、店でコケるほどの泥酔。
羽目を外し過ぎるのもほどほどにですね。
  
翌日はお昼過ぎに露天神社住吉大社にお参り。
堂山のイベントなので、堂山の神様と大阪の大きい神社さんに
ご挨拶に行ってきました。個人的には住吉大社は太鼓橋も含めて
とても清々しい神社で気に入りました。
  
帰り道、南海電車の車窓から新今宮くらいの所で
あべのハルカス通天閣を並べてみることができました。
千両役者の共演です。周りの建物があまり高くないので
とても目立ちますね。
最先端のあべのハルカスの近くに享楽とかなしみの街、
飛田新地があると思うと感慨深いものです。
    
その後しばし休憩後、ホテルで化粧。
私、最近、化粧後のニューボーイ化が得意になり
環境に溶け込むのがうまくなりまして(自分で思っているだけか)
ホテルから会場までが近いこともあり、そのまま会場入りしました。
  
イベントは主催の方々のお人柄が滲む楽しいイベントでした。
「笑い」をテーマにしたイベントでしたが、
私の中で「笑い」というのは同時に「かなしみ」を持つものなのです。
ふふふ。だから、ただただおかしいというショウではなかったかもしれませんね。
でもそれが私の「笑い」です。
だって私は、、、
だって、、、、肉乃小路ニクヨだから。
  
イベントも無事盛況で終わり、
翌日はWBSワールドビジネスサテライト)で特集されていて気になった
梅田のグランフロント、三越伊勢丹、阪急百貨店を視察しました。

グランフロントは最近出来たばかりの新しい施設で、
研究施設や展示場、セレクトショップや目新しい飲食店などがあって
まさに最先端という感じでした。日曜だったので人もたくさんいて、
デートや家族連れにはぴったりの場所だと思いました。
東京でいうと丸ビルやキッテなどに近い感じの施設です。
  
そして業績で明暗が分かれているという
三越伊勢丹とグランドオープンした改装後の阪急百貨店に行きました。
三越伊勢丹は社長の方針で夏のバーゲンを遅らせていて、
阪急が夏のセールを既に開催しているという要因もありますが、
人の動きが圧倒的に違いました。
  
単純に私の印象だけでお話しすると、
箱(建物)の装飾が三越伊勢丹の方が寒々しくて
阪急の方が暖かくて、楽しげなつくりになっていると思いました。
まず気になったのは照明の明るさと色。
三越伊勢丹が白を基調としているのに対して
阪急百貨店は電球色。そして豪華なシャンデリア。
  
三越伊勢丹のモダンを意識した店作りというのもわかりますが
百貨店というのはバカバカしいと思われる非日常の演出というのが
私には必要に感じます。
そうでないと通販や量販店が発達した今、
百貨店で買う意味がなく思えるからです。
エスカレーターの天井の装飾一つとっても
阪急の方が沿線の神戸のモダンや京都のエレガンス、
そして大阪のエンターテイメントがうまく融合していて楽しく、
店の仕切り、装飾などにしても
阪急の方が優れているような気がしました。
階段状の催事場も凄かったです。
でもこれ、あくまでも好みの話ですからねぇ。
  
屋上の感じは三越伊勢丹の方が私はのほほんとして好きです。
あと、三越伊勢丹は上でも述べたグランフロントへの通り道になるので
人の流れが変わるかもしれません。
  
と、イベントにフィールドワークに勤しんだ大阪なのでした。
変わり行く大阪、でも変わらないのは女装の人情、
今回もいろいろな女装さんにお世話になりました。
ありがとうございます。