踊る阿呆に見る阿呆

世の中にいろいろな区分がありますが、
最近、人を見る時に
この人はマネージャータイプかな?
プレイヤータイプかな?
という視点で人を見ることが多くなりました。
  
このことを明確に意識したのは「香華」という作品を通じて
朋子…マネージャー
郁代…プレイヤー
だな、と分類している自分がいて、
こういう風に人を分類する方法もあったのだなと思い
備忘録として書き留めておくことにします。
    
マネジメント(管理)という言葉は
仕事をしている人にとってはとても重要な考え方で
セルフマネジメント→チームマネジメントといった具合に
規模が大きくなっていくと、マネジメントの規模も大きくなり、
たくさんのマネージャー、そのマネージャーを統括する
シニアマネージャーというのが必要になるのです。
つまり組織がその機能を有効に発揮するには
マネジメントが最も重要であると言えます。
まぐれで毎日仕事は出来ないですものね。ふふふ。
  
私も末端でしたが会社組織に属していたので
マネジメントの現場というものをたくさん見てきました。
もともと私は長所もとても大きいのですが、
同時に短所もとても大きく、
セルフマネジメントということが苦手な人間でした。
   
そういうダメな人間である私は、
挫折を繰り返しながらも周りの人に助けられながら
見習ったり、真似したりして
なんとか人並みのセルフマネジメントを身に付けました。
  
ずっと一匹狼を気取って、自己流にこだわっていた私でしたが
お粗末だった自己管理を仕事を通じて、人を通じて教わりました。
だから、私は何故か組織で働く人に深い愛着を感じてしまうのです。
この人も教えたり、教えられたりしているのかしら、と思って。ふふふ。

ただし、セルフマネジメントが身についたところで
私は人や組織のマネジメントをしたいのか?と言われたら
そうではありません。
本当にへっぽこでしたが、マネージャーというのも経験をしてみて
私はあんまり向いていないし、楽しくないなぁというのが実感でした。
  
でも自分がこうしてみたい、とか、こういうことができるようになりたい
ということには興味がつきません。
    
私はプレイヤー体質なのです。
  
企業によってはそれをスペシャリストと呼ぶところもあるようですね。
女装スペシャリストというと何か大仰な感じがするので
私は女装プレイヤーですかね。
    
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損、
という阿波踊りの歌があります。
みんな踊ろうよ!という他愛のない歌詞で
阿波踊りのグルーブ感をよく表現している素晴らしい歌詞だと思いますが、
人生にたとえると踊る阿呆も見る阿呆も
私にはどちらも同じくらい大事なものに思えます。
  
どちらが居なくても成立しないのです。
  
プレイヤーであることを強く自覚した今、
私をマネジメントしてくれる人
私を見てくれる人、
とても必要だなと思うようになりました。
  
だから、みなさんこれからも私を見てください。
ふふふ。