Do you know where you’re going to ?

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
 
昨年末の女装紅白では、
私は小柳ルミ子さんのDesireをやりました。
いかがでしたか?
好評でしたので、レパートリーに加えて
今年はまたどこかで再演したいと思います。
  
女装紅白を終え、実家にあいさつに行き、
お年玉を渡し、おせち的なものを食べ、うたた寝して帰る。
 
ここ7〜8年ほど、毎年同じような元日風景です。
ループをしているような気もしますが、
ループではなく、どこか見える景色、感じることも
変わっているのは確かです。
日常というのも毎日同じようなループの連続のようで気がつくと
違うものを見ているという螺旋状の構造なのでしょうね。
  
螺旋の先にどこに行く?というのは永遠の命題かもしれません。
  
昨年末、元日前に実家のお墓の掃除や、もろもろの手伝いをして
帰る前に、親から「あんたは何処へいくつもりなのか?」と
聞かれ、親に敬語で
「ではお母様はご自身が何処へゆくのか知っていらっしゃいますか?」
と聞き返し、喧嘩になったことを思い出しました。
 
ふらふらしている息子を心配に思う親の気持ちもわかるし、
言いたいこともなんとなくはわかるのですが、
私はその予定調和を望んでいません。
もっと知りたいこと、感じたいことがあって、
もっと発したいこともあります。
  
予定調和にのったからといって、この先何があるかもわからず
何処に行くかなんてわからないです。
死んだ後にどこにいくのか誰もわからないし、
子孫に自分の墓守を強制する気もないです。
  
それを望む親の期待にこたえられないのは申し訳ないと思いますが、
死んだ人間のために人間は生きているのではないということを強く思うので、
この点はいつも譲れない点で、毎回喧嘩になり、
きつく言い過ぎて、帰り道に一人泣くということも
ここ10年くらいのループです。
  
そんな時に中島みゆきさんの「無限軌道」や「命のリレー」を聞き、
「行く先表示の眩い明りは列車の中から誰にも見えない」
「僕の命を僕は見えない、いつの間に走り始め、いつまでを走るのだろう」
という歌詞を聞き、深く共感し
「サーモンダンス」の
「生きて泳げ、涙は後ろへ流せ」で寝て明日に備えるというのも
お約束の流れかもしれません。
そして、「旅人よ我に帰れ」で泣き虫で孤独を選ぶ自分を反省して
また人を求めるということの繰り返しです。
  
この永遠に続くかのように思えるループも
感じ方は確実に変わってきています。
  
私は何処へいくのでしょう。
  
そんな中でも今年は
女装紅白のラストでミッツさんが後輩達に
お立ち台でのの手本、見本というのを見せているのを見て
胸が熱くなったり、Archという箱がもうじき無くなることに
感慨を覚えたり、ずっと続くと思っていることでも
確実にかわることがあるということを感じました。
       
いつもループを繰り返していると思っていたのも
もしかしたら自分がそのループに自分を押しとどめていたからかもしれません。
人は習慣で生きている生き物だから。
    
習性はなかなか変わらないかもしれないけど、
毎日ループをしながらもしなやかに変わることに
もう少し、積極的になってみようと思った年始でした。
  
私が変わっても、あなたは私を愛してくれるかしら?
なんてね。ふふふ。
  
1月は4日(土)からCampy! barで女装始めです。
翌週は去年一年頑張った自分へのご褒美で衣装買い付けのための
バンコク旅行ですので、11日(土)はお休みをいただきます。
その翌週の17日(金)Campy! barの1周年でAisotope Louongeでイベントです。
http://aliving.net/schedule/20140117.php
そこではたぶん2本くらいショウをやります。
Desireもそこでやっちゃおうかしら。
あとは通常通りCampy!barの土曜日ゆるキャラ担当です。
    
今年もますます御贔屓に
どうぞよろしくお願いいたします。