つながってしまった時代の旅

バンコクから帰ってきています。
無事です。
そんなに怖い思いもしませんでしたし、
私が繁華街の中心部にいたせいか、
特に不自由もなく買い物も食事もマッサージも受けられました。
夜中には歩いてDJ-Stationというクラブにも行けました。
   
私はかつてこの国のソンクラーンという水かけ祭りを経験したことがあるのですが、
その時の方が怖かったです。
皆、昼からお酒飲んでましたし、
飲酒運転の車から放水とかもありましたから。
  
今回の旅行はipod nanoを忘れるという痛い手違いがありましたが、
ipad miniを持っての旅行で、
そこからicloud上に保管してある音楽を聴けたので
特に不自由もなくすごせました。
ホテルもwifiが通じるところを選んだので
常に最新の状況を確認できましたし、
ドリューさんともアプリを使って電話したりして
私がいない間にあった女装イベント笑止千万の
詳細な情報までなぜかバンコクで把握できてしまいました。
  
今回、反省したことがあります。
現地に行ってもデモの情報を取るため、ipadを使うと
必然的にSNSなどもチェックしてしまい、
旅の風情があまり感じられなかったということです。
  
旅は非日常というのが醍醐味なのに
日常が常につきまとっている気がしました。
昔、パタヤに向かうバスに乗っている時に
ふと車窓を見ながら中島美嘉さんのwillを聞いて泣くという
そういうセンチメンタリズムがまったく無かったのです。
  
それはある意味今回の混乱の状況の中で
旅行をした宿命かもしれません。
でも私は夏はクーラーなしでも過ごせるレディーですが
冬は大の苦手。
冬のバンコク旅行は湯治の現代版みたいなもので
温かいところで指先まで血液を巡らせ
良質な朝食を食べて、ホテルのジムで運動。
マッサージをして体をほぐし、年末年始の疲れを取り、
まだまだ残る冬将軍と対峙する英気を養う。
そこに女装衣装の買出しという仕事を乗っけた形です。
  
他に休みも取れませんし、行きたかったのです。
最悪ホテルでのんびりできればいいやと思っていたので。
  
目的は達成しましたが、
今回は色っぽいことがまったくありませんでした。
現地で他の人との食事も一切なし。
混乱の中に勝手にきているので先方に悪いなと思って。
今年はオカマの殿堂と呼ばれているサトーンあたりにある施設にも
足を運ばなかったので、「ゲイ」をアがってしまった感があります。
  
自分ではドラマ「真珠夫人」の瑠璃子さんを気取っていますが、
果たして人としてどうなのでしょうか?
ショウをやる女装として色気のないことは問題ではないかと反省しております。
  
でもまあ今週来週と忙しいので
ちょっと落ち着いたら色っぽいことでもしようかしら。
ふふふ。

ということで
明日はCampy!barの1周年記念パーティーです。
昨年の大病から復帰された中村うさぎさんと敏腕編集人中瀬ゆかりさんとの
トークショウもありますので、緊張しつつもすごく楽しみであります。
私、昨日の夜の段階でショウが3本あるということを知り、
これから練習しなきゃですが、がんばりますので、お暇ならいらしてください。
  
http://www.2chopo.com/event/1176/
   
その翌日は通常通りCampy!bar
その翌週1/25は私がとてもお世話になったハコの
club Archのファイナルパーティーに出ます。
   
http://www.2chopo.com/event/1171/
  
当日はCampy! barでも働いているので
掛け持ちで忙しいと思います。
テンパっている私をぜひ慰めに来てください。
ふふふ。