恋する惑星

よく好きなタイプは?
なんて聞かれるのですが、
私、生物学的男子らしからぬ人間で
視覚的なものでタイプを絞り込めません。
  
だから、タイプの幅は本当に広く
10代から60代くらいまで、
いいなと思うことがあります。
体型もあまりこだわりがありません。
  
ただ、その分、フィーリングやその人の持つ魅力には手厳しいです。
あと、自分が東京で歯を食いしばって働いて自立しているので、
同じようにしっかりしている人や、
働いている人や接している人に気遣いができる人が好きです。
  
その反対に横柄な人というのは
全く意味がわからないので、
この人は病気だと思いながら接しています。
  
さて、上記は最低限の条件で
あと、恋に堕ちるというのは
私の場合、自分に無い魅力を持っていて、
好きになることや近くにいることで
自分もその影響を受けたいなと思う人なのではないかと思います。
  
特に男性で歳を重ねると若い人に目が行きがちなのは
自分が失った若さをその人が持っているからで、
生物学的にも、そこに魅力を感じるのは仕方ないのかなと思います。
生物学的に惹かれたものの、実は最低限の条件と合致していなかったから
恋が不成立というのもよくある話です。
  
後は相手に過剰に期待してしまうこと。
そうすると悪いところを見せると
急速に熱が醒めます。
  
たとえば私も賢くて、美人で、面白くて、ムチムチして、セクシーで、
センスが良いけど、計算結果を間違えている
という複雑なものを売りにしているので
相手の方に過剰に期待をさせてしまいがちなんです。
でも舞台裏ではだらしなくて、水面下でバタバタしていて、
ギリギリまで嫌だ嫌だ病があったり、気持ちが乗らなかったり、
大雑把でガサツな面も沢山あるので、おっかなくてしかたありません。
 
でもバックステージでもずっと賢くて、美人で、面白くて、ムチムチして、セクシーで、
センスが良いけど、計算結果を間違えているを続けていたら身が持ちません。
  
女装というのは夢を売る商売でもあります。
(同時に「リアル」というものも売っていますが) 
矛盾や秘密に満ちたところが、抗えない魅力になってしまうのです。 
  
でもリアルってとても大変なものなんです。
最低限そういったことに思いを馳せたり
できるようでないと、お友達にもなれないかななんて思います。
  
女装あるあるで、「おネエとはすぐにお友達になれそうな気がする」
という考えの方は非常に多いのですが
意外とそこには幅が広くて、深い川が横たわっているんです。
(友達になれそうを売りにしている人もたくさんいるので、営業妨害はしませんが)
  
そのことを理解していただいていると、もしかすると
恋するチャンスも出てくるかもしれませんね。
  
なんてね。ふふふ。