スロースターター

いつか、会社で昇進を言い渡される際に言われたことがあります。
「君はスロースターターだったね。」
  
そういえばいつもそうでした。
鈍くさいと言われれば、その通りです。
受験も小学校から受験をさせられて、失敗し続け、
ようやく大学で志望どおりにうまくいきました。  
高校生活も大学生活も社会人生活もゲイライフでさえも
いつも人より馴染むのに時間がかかりました。
  
私は不器用で頑固な人間なのです。
  
変わらなければならないというプレッシャーと戦いながら、
自らに問い続け、変わる意味を考え、
納得するというプロセスを経てから変わるので、
自分で言うのもなんですが、
変わった後はそこそこ良いものになっています。
  
ただ、苦労して変わった後なので、また次の変化が来ると抵抗も強いのです。
成功体験が次の変化を妨げるのです。だから次の変化も時間がかかります。
傍から見れば、ずっと鈍くさいのに変わりはありません。
  
人生は絶えず変化を求められるものです。
私はこれからもこの不器用で時間のかかる私とともに
抗いながら、変わっていくのでしょう。
   
不安になることもありますが、
私はきっと変われると思っています。
  
だからニューレディーなのかしら
ふふふ。