アングラになりきれなかった女

私はアングラになりきれない人間でした。
だからアングラカルチャーの華ドラァグクイーンと呼ばれることに抵抗があり、
ニューレディーを名乗りました。
    
だけど、体毛がある時点でゲイの女装であるドラァグクイーンとして区分けされることが多々あり、
ずっと問題だなと思っていました。
さらに、ショウや舞台で話す時も内容でなく、体毛に目が行くことも多かったです。
最初は毛が生えていることに気を取られるけど、最終的にはそれに違和感を感じないようにさせる
ということに取り組んで来ましたが、どうやらなかなか多数を相手にそれをやるのは難しいようで、
私はこの出オチ感を払拭したいと思っていました。
  
あとは家族の理由です。
バレルのであれば、せめて規格内のものであるというのが
私の考えた最低限の孝行でした。そもそものベクトルを間違えているので、
孝行も何もないのですが。
  
詳しくは今日の連載に書いています。
https://am-our.com/love/321/14250/
  
規格内におさまるということを、つまらなくなると言う人もいます。
だけど、規格内におさまらないとできないことも沢山あるのも事実です。
制約や制限の中で、大きく自分のやりたいことやしたいことに取り組むのは
私が会社という組織の中で鍛えてきたスキルにも適合します。
  
また、心までは縛られないよう、柔らかな気持ちは大切にします。
こんな時、中島みゆきさんの「EAST ASIA」という歌が沁みます。
抑えるところは抑えて、だけど伸びやかな心は忘れないようにします。
これから「職業、女装。」です。
今日書き留めた言葉を忘れずに、明日からも顔を上げていきたいです。
  
さて、そんな私の女装専業記念と誕生会を兼ねたイベントが
今週末にあります。

 
お祝いしてくださった方には敏腕デザイナーI先生作成の記念クリアファイルを
先着100名様に配ります。

是非、お越しください。
  
お待ちしております。