おんな一人旅

バンコクにいます。
はい。
直前に非常事態宣言が出たり、
デモがあったり、
ASEANが中止になったりで、
来ようか迷いましたが、来ちゃいました。

私の行く範囲に限っては、まぁ普通です。

ただ、行きの飛行機はとても空いていました。
なので三人席を一人で独占していました。

行きの飛行機で「おくりびと」がやっていたので
観ちゃいました。
結論はとても良い映画です。
本木さんと山崎さんと余さんと笹野さんがとても良かったです。
あのNKエージェンシーで働きたいなぁ。

本木さんは普通そうにしていますが、
やっぱり隠せない変態性を持っていると思われます。
御飯食べたりちょっと楽しいことをしている時に目が何度かイッているんです。
例えて言うとデビュー当時のコロッケさんの
岩崎宏美「シンデレラハネムーン」のモノマネ中に近い雰囲気。
もちろんそれをかなり抑えているんですが、
本当は心の中はそんな感じなんだろうな、
というのが私にはなぜか伝わりました。

この映画の発案は本木さんとのことですが
ああいう風に世間の常識に惑わされること無く、
何を伝え、何を感じながら生きていくのか。
罪とは何か、罰とは何か、
許しとは何か、慈悲とはなにか、
何処から来て、何処に行くのとか、
ずっと考えてたんだろうな。
って思うとなんだかとてもとても愛しい気持ちになります。

とか私が思っていても、単に死体フェチだったっていうだけなら
それはそれでいい話ですが。

山崎努さんはあの人はもう仙人ですね。
あの人にいろいろ教えられたいって思う人は
私だけではないんでしょうね。
だからいつも迷った人に、表面上だけではない教えを与える
という役が多いのでしょう。
彼の前だと堂々と迷える子羊でいられそうだし。
今回もその点が凄く良かったです。
もうあの研究室というか、植物園というか、
あの住まいが似合うこと!
あれって私の中では魔女が住む家です。

笹野高史さんが、今回はとても良かった。
あの人に見送られたら、次も良い旅になりそうだな。

とにかく、一日目のバンコクの印象よりも
おくりびと」が頭に残っているくらい、
とんでもなく良い映画でした。

ネットも快適につながり、時間もたくさんあるので
今週はたくさん文章を書きたいと思います。