個性は受け入れてこそ花開く

行ってきました、大阪。
楽しかったよ、大阪。
好きです、大阪。

日曜のお昼頃に大阪に着いて、
お昼の3時くらいから明け方までずっと女装をしていました。
PLuS+は初めて参加するイベントでしたが、
すごく人が集まるイベントなんですね。

難しいテーマのイベントですが、
エンターテイメント性を持たせつつ、
しっかりとメッセージも込められていました。

日中の公園に
ゲイ・近所のおじちゃん、おばちゃん、
小学生、中高生、いろいろな人が集まって、
ミックスされたお祭りになっていて、
とても楽しかったです。

私は3時から、アトリエPという所にスペシャルゲストで呼ばれて、
皆さんと一緒にいわゆる男性器を粘土で作っていました。
男性器、しばらく縁がない生活だったためか、
作っているうちに、揉んだり、弄ったり、ずっと触っていたら
粘土が激しく乾燥し始め、最後はしわしわになり過ぎ、
老人の性器のようになってしまいました。

捏ねている間中ずっと、東京からこれを作りに来ました。
と、壊れたオルゴールのようにいろいろな人に話しかけていました。
あまり役に立ちませんでしたが、スタッフの皆様
楽しい時間をありがとうございました。

夕方から始まったショウタイムでは
シモーヌ先生のリクエストで
久しぶりにミニミニガールをやりました。
後ろにダンサーの皆さんも付けてくださって、
全然リハをしていなかったのに、ピタリとあっていたそうです。
一緒にショウをしてくれたみなさん、
ありがとうございました。
寒い中観てくださったお客様もありがとうございます。

ショウタイムが始まる前にイベントに向けてメッセージを
読み上げるということで、とても悩みました。
私は病気も一つの個性だと思ったので
「個性は受け入れてこそ花開く」というメッセージを送りました。

これは最近とても痛感していることで、
どんな個性でも
受け入れなければ、コンプレックスとなり、
受け入れれば、花開きその人や社会の魅力となる。

どうか美しい花がたくさん咲くようにと
街にも人にも祈りを込めてメッセージを送りました。
その後にあの元気だけが取柄のショウをしたので
あまり印象に残っていないかもしれませんが、、、

お昼のイベントが終わったら
女装仲間のダイアナさん、ナジャさん、オナンさん、
ルドミラさん、ミーモさんとそのお友達で、
お好み焼きを食べに行きました。
大阪のお好み焼き、とっても大好きです。

夜のイベントも大盛況でした。
個人的には私達の会場で前イベントとしてやっていた
LIVING TOGETHER LOUNGEのコバさんのお話が興味深かったです。

クラブに足を運んでもらうことで、沢山の情報に触れ、
性感染に関する正しい知識やセクシャリティのあり方について
学ぶことができるというのは本当にその通りで、
私が昔、大学生ナイトというイベントを始めたのも、
そういうきっかけだったなぁと思い出しました。

ただ、クラブには他にもいろいろな誘惑があるから
気をつけないといけないんですけどね。
それを含めてクラブは良い人生勉強の場所だと思います。
私はクラブで芸事の基本を教えてもらいました。

夜中のショウタイムは
これまたシモーヌ先生のリクエストで
ちあきなおみの朝日のあたる家(朝日楼)をやりました。
この曲は私のショウの中でもかなり暗いレパートリーですが、
年々その意味が解ってきて、良い感じになっているショウです。

私は好きなんですが、いかがでしたでしょうか?

ショウの後にはブログにコメントをしてくださった
大阪のお友達と触れ合って、
みんな本当に良い人ばかりで、
ご縁はありがたいなと思いました。
次に大阪に行く時にも必ず連絡いたします。
ありがとうございました。

夜のイベントでは他にも
たくさんの女装のショウを観られて勉強になりました。
特に感銘を受けたのはヴァネッサさんのショウです。
素晴らしい身体能力とセンス。
私、まだまだ勉強します。刺激をくれてありがとう。

明け方、堂山のアンティークというお洒落喫茶店
女装達と歓談し、大満足で朝の新幹線に乗り、東京に帰りました。

今回、イベントに呼んでくれたシモーヌ先生に感謝。
一緒にイベントに出演した女装仲間に感謝。
イベントの準備や進行、片付けをしてくださったスタッフの皆様に感謝。
観てくださったお客様に感謝。

良いお天気で良い思い出をたくさんくれた
お天道様にも感謝。

また遊びに行きます。