キツくてやさしいリアル

最近デモとか増えていますね。
私は悪いこととは思っていません。
自分の主張を外に出て(リアルで)、公に問うというのは良いことです。
社会というものの温度を知る機会になるので
特に若い人は行った方が良いと思います。

私も若い頃、ゲイパレードに参加したことがあります。
パレードというとだいぶカジュアルに聞こえますが
あれは正式には警察に許可を取ってのデモンストレーションでありました。

私が公道を占拠して歩いて、肌で感じたことは
「ブス」と「貧乏」と「ユーモアのないもの」に世間は冷たいということです。
歩きながら、自分が沿道で見たらどう思うかなど
フルにメタ認知機能を使い、世間と自分との違和感を
肌身で感じることができるのが、
デモンストレーションの醍醐味だと私は考えます。

やってみなきゃわからない。
やって気付くこともあれば、気付かないこともあって、
それはそれで良くて、自分の正義と他者の正義の違いを肌で感じる。
自分の方法論の是非を考える。
デモはそういう場なのです。

リアルはキツくてやさしいのです。
だから、思ったら実際にやってみればいい。
私はなんとなくそう思うのです。