生きていくという競争

さっき寝ながら気が付いたことがあったので
メモ代わりに書き留めます。

みんな頑張っているのに日本が何故ずっと不景気なのか。
何故デフレが解消されないのか。

その答えがようやくわかりました。
私たちは世代間競争に負けていたのだということです。

好景気とインフレが嫌なのは高齢者です。
なぜなら労働をしていない高齢者にとって
好景気になっても給料が上がるなどの恩恵を受けられません。
インフレになったら持っている資産(預貯金)の価値が下がってしまいます。

不景気ならば給料はもらっていないのであまり影響はありません。
デフレならば物の価値が下がるから、現金を持っている方が一番強いです。
個人資産1300兆円とも1400兆円とも言われていますが
そのうちの60%以上は60歳以上の層だけで占めていて、
その大半が現金預金です。
誰が今持っている資産の価値を下げることを望むのでしょうか。

既得権をもっているサイレントマジョリティの高齢者によって
現状の不景気デフレの日本が成り立っていたのです。

私たちは競争といえば国際競争にばかり目を向けさせられていましたが、
生きていくということは仲間だと思っていた国内でも競争だったのです。

民主主義の社会で
選挙の投票率が高齢者ほど、地方ほど高いという時点で
自らの権利を放棄した都会の若年層は負けていたのです。

そう。私たちはその時点で国内の競争に負けていたのです。

思い返せば昭和の好景気だった頃は若者が政治に関心を持ち、
80年代からの軽薄短小、バブルの時代の流れで、
政治への無関心を方向づけられていました。
ある意味ゆっくりと真綿で首を絞められていたのです。

高齢者、恐るべし。
でも、高齢者、その知恵、スゴイ。

ただ、既得権を守るばかりで国勢全体の流れまでは気にかけていない
ということが気になりますが、
よく考えたら国が弱る前に逃げきりで死んじゃうからある意味関係ない。

そりゃ国の勢い無くなるわ。

国際競争ばかりが競争でなく
世代間でも競争があり、
そして世代内でも競争があり
地域間でも競争があり、
地域内でも競争があり、
家族間でも競争があり、
家族内でも競争がある。
それが日本です。

それは健全なことであり、
生きていくということはある意味競争をするということなのです。
だからこそ、助け合いや いたわり合いが
とても美徳なのかもしれませんね。

大事なことは
まだまだ試合は続いていくということ
そして自分の状況も日々変わっているということ

負けは決まっていないのです。
というわけで
いろいろなところにある競争を意識して
明日から生きていかなければなぁと思いました。

やだ、アタシ、好戦的なレディーみたい。
頭を使って、楽しく、スマートに、フェアに戦っていきたいものです。