山レディー元年

新年明けましておめでとうございます。
昨年末の女装紅白歌合戦の応援ありがとうございました。
おかげさまで私の属した紅組がTVの紅白と同様に勝つことができました。
ちなみに私は昨年後半話題に上がった由紀さおり先生のトーキョーバビロンを
演目でやりました。由紀先生のあっさり顔に敬意を表して
あっさりメークでやってみたところ、思いのほか好評でした。
これからは薄メイクにも果敢にチャレンジしていきたいと思います。

さて、私はこのお正月に熊野三山に行ってまいりました。
毎度のことながらレディー一人旅です。

川湯温泉を基点にして、
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つを回ってきました。
熊野にはここ2年ほどずっと憧れがありましたが、
名古屋、大阪からそれぞれ4〜5時間かかる遠いところでしたので
なかなか時間を取れませんでした。
今年は時間を作ることができたのでお正月の初詣に行って参りました。

熊野というと紀伊山地とその参詣道が世界遺産に登録されていますが
何というか本当に「山」「河」の景色に圧倒されました。
私はどちらかというと今までは「街ガール」で、
旅行も都会に行くことが多かったのですが
こういった自然の中に一人身を置くというのもいいものだなぁとしみじみ思いました。

まず山の迫力。もっこりした山にびっしりと杉の木立があって、
冬なのにその緑がとてもまぶしく感じられました。
夏だったらもっと凄いんでしょうね。
昔から林業が盛んだったせいか、思ったよりも整然と杉が生えていました。
ただ、こんな素敵な風景の中でも、いつもしょうもないことばかり考える私は
業界の大先輩レディーである「おすぎとピーコ」のおすぎ先生を
思い出してしまい、山道の中で一人で「おすぎです、おすぎです」と
真似をして歩いていました。誰にも見られなくて良かったです。

川も美しい青で、蛇行という言葉がしっくり来るようなカーブを作っていて
幅が大きくなったり、細くなったり、合流したりと
本当に変化に富んでいて、見ていて飽きない流れでした。
ふと、川を見ながら、小さい頃見た龍の子太郎や千と千尋の神隠しの情景を思い出し、
あぁ、川は龍に似ているなと思い出しました。
きっと川の化身が龍なんだろうなぁとかそんなことを考えていました。

念願の熊野詣でを行うことができ、
山の魅力を知った私は今年から「山レディー」になるかもしれません。
思えば国土の7割を森と山に囲まれているこの国に住みながら
山を侮って生きてきた36年でした
無駄にスポーツクラブで足腰は鍛えているので少々の坂道、山道も平気で
あることも判明しましたので、
手近なところで高尾山あたりから山レディー活動を行うかもしれません。

辰年の今年、年初に川の恵みをたくさんいただき、元気になりました。
今年一年レディー道を邁進して参りたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。