女狂いのレディー

私はニューレディーですが、とても女性のことが好きです。
2丁目にも出入りしていますので、
よく、男の方が好きなんじゃないの?とか言われますが、
本当に女の人が好きなのです。ただ、そのベクトルが性的ではないだけで。

男の人と一緒にいるのと、女の人と一緒にいるのは
どちらが楽しいですか?と聞かれたら
間違いなく女性と答えるでしょう。
事実、今までの人生で、何故か女性だらけの中に
一人放り込まれることがよくあったのですが
だいたいうまくやってこれました。
うまくいく理由はわかっています。
私がその女性たちを愛していたからです。

何故か男の人は愛せないのです。
高校受験の時も、男子校と共学の両方受かりましたが、
私が選んだのは共学でした。そこには女性がいたからです。
振り返ると私の人生の憧れも共感も女性ばかりでした。
街を歩いていても女性ばかりに目が行きます。

なんでこの人はこんなファッションをしているのだろう?とか
今日はなんでこのかばんをチョイスしたのだろう?とか
どうしてこんなメイクをしているのだろう?とか
どうしてこんな表情をしているだろうか?とか
つるんでいる二人組をみても、どういう意図でつるんでいるのだろう?とか
グループを見ても今日はどんな会合だったのだろう?とか

女性への好奇心は尽きることがありません。
ちなみにそんな私の一番のお気に入りの小説も
やっぱり女子高と売春が題材になっている桐野夏生先生の「グロテスク」です。

自分でも理由はわかりません。
でも、女性と同化しようという欲求もないのです。
ニューハーフさんになろうという欲求もないですし、
私は矛盾を抱えたニューレディーの方が楽しいのです。

女性になれない女装だからこそ
女性への憧れと共感の熱量は高いままキープされているような気がします。

もしも次生まれて来るなら、
また、ニューレディーが良いと思っています。

一言で簡単にまとめると「ヘンタイ」ということでしょうか。
すいません。