フォーカスの目盛り

人生は写真のようだということを
先日書きましたが、
その際にフォーカスの調整について
触れたかと思います。
最近、その目盛りについてどんなものがあるのかと
考えていました。

私の場合

地球上のもの

有機物、無機物

人類、その他

人種(日本人、各国人)

出身地(国内)

男、女、その他

個体

といった感じでしょうか。
上に行けばいくほど、抽象化されていき
下に行けばいくほど、具体化されていくイメージです。

具体的なところで行き詰ったら
抽象度を上げて見てみればいい。
詳しく知りたいなら、個体を掘り下げれば良い。

そんな風に思っています。
嫌だなと思ったら、抽象化度を高めて
目の前にあるのは人間だくらいに抽象化します。
伝えたい相手がいる時はその個体に特化します。

人によって抽象化の順番が違うと思います。
男女差をもっと上の段階にする人もいるだろうし
出身を上にする人もいるでしょう。

ちなみに私は男女の差をあまり重要に考えてきませんでした。
というよりそのように考えるのが苦手でした。
人として考えたかったし、役割分担での差異に違和感を覚えたからです。
なので、ゲイの業界の人々のタチ/ネコなどの役割分担もあまり好きではありません。

逆に、私の周りには昔から男女の違い、ジェンダーの違いに重きを置く人も
けっこういます。どちらも正しいかと思います。
個性ですね。

私が最近、旅にでたり、自然があるところに行きたいのは
思考の抽象度を上げて考えてみたかったのかなと思いました。
自然の中で自分はただの人間だという状態に戻したかったのです。

ただ、この抽象の目盛りは固定化されたものではありません。
生きているとこの目盛りが入れ替わる経験をすることもあります。
だから生きていくということは面白いのかもしれませんね。