ワイルドな杉ちゃん
ワイルドなスギちゃんという方が最近流行っているようですね。
私がワイルドなスギちゃんと聞いて、真っ先に思い浮かべたのは
杉村春子先生です。
杉村先生をスギちゃんと呼ぶのには抵抗がありますが、
ワイルドという点では、一点の疑いもありません。
かなりの高齢になっても
「女の一生」の布引ケイを娘役時代から演じたり、
「欲望という名の電車」のブランチを演じたり、
ワイルドです。とてつもなくワイルド。
私の大好きな杉ちゃんが亡くなって
乙羽信子さんと新藤兼人監督も亡くなって
午後の遺言状のトリオが、もうこの世にいないなんて
でも寂しがってはいけません。
アタシだっていつか死ぬんです。
人が死んだのを寂しがったり悲しんだりするのは世の常ですが
そういう自分も死ぬという皮肉。
だから、一瞬一瞬を後悔なく生きる
「誰が選んでくれたのでもない、自分で選んで歩き出した道ですもの。
間違いと知ったら、自分で間違いでないようにしなくちゃ。」−女の一生より−
ワイルドだろぉ?