媚の何が悪い

前回の記事で
「媚」という字の成り立ちから垣間見える
女性への蔑視を書きましたが、
私自身は「媚」をポジティブに捉えます。
 
「媚」とは実はとても主体的な言葉でもあります。
デジタル大字泉によると
1 人に取り入って、機嫌をとろうとすること。へつらうこと。
2 女が男に対して色気を示すこと。「―を含んだ声」
ということのようです。
 
人に取り入るというのはサービスをするということ
色気をしめすというのはサービスをするということ
 
何が悪いのでしょうか。
自分は人にサービスを提供しなくても良い存在なんでしょうか。
色気を使うというところに対する偏見というのはありますが、
ちょっと長く生きていれば、世の中の大半が性的なリビドーに突き動かされて
動いているということも体感するのでは。
 
それを利用して何が悪い
媚の一つも売れないで何が大人だ
 
と私は考えます。
そしていつからか私は
女装をして媚を売るのが好きになりました。
化粧をして眉毛を整えて、女装をして媚びるのです。
 
ただし、
媚のやり口にもピンキリがあります。
せっかく媚を売るのなら
エレガントに華やかに艶やかに売りたいと思っています。
 
卑屈になったり、中途半端は良くありません。
女たちよ もっと媚ましょう
男たちよ もっと女を見習いましょう。
 
媚を煽る私は不埒な女装なのでしょうか。