蓄積と忘却

今日はお昼にふと前に大阪のイベントの際に自分が発した言葉
「個性は受け入れてこそ花開く」
という言葉を思い出し、いい言葉だなと思い
そのことを書こうかなと思いましたが、
既に過去の記事で書いていました。
 
http://d.hatena.ne.jp/nikuyo/20091013
 
2009年の2月から書き始めていると
何度か同じようなことを書いていたこともあったかも
と自分でヒヤヒヤしました。
 
でも同じことでも状況や環境が変われば違うお話になります。
私が同じ内容を書いていても、どうか優しい目で見守っていてくださいね。
 
さて、上記記事では大阪のイベントに参加した感想を中心に書いていましたが、
そのことはもう忘れたので、発した言葉の内容と背景について
今日は書いてみます。
 
「個性は受け入れてこそ花開く」
これは参加したイベントの趣旨がHIV感染者もそうでない人も
普通に仲良く交流しましょうというものだったので、
HIVも一つの個性として受け入れた方が良いという意味で
メッセージを送りました。
 
そんなことを他人に訴えながら、実は私はその時自分の個性を
まったく受け入れようとはしていませんでした。
 
私は2009年の当時、ある病に悩んでいました。
しかし、それを受け入れるのが怖くて、辛くて、嫌で
仕事の忙しさのせいにして病院にも行っていない状態だったのです。
 
結局その状態が2010年に破綻をして、
入院してたくさんの人に迷惑をかけるという結果を招くのですが、
病気を個性として受け入れろというのは
人に言うは易し、行うは難しというのを
身をもって学んだわけです。
 
人の苦労を知ったような顔でアドバイスをしてはいけない。
それはその時に学んだ一番大きなことで、
私にとってそれはその後の人生を歩いていく上の
かけがえのない体験となり、宝になりました。
 
でも、自分が経験してみて
病気を受け入れて、共存して今は本心から言えます。
「個性は受け入れてこそ花開く」
受け入れて正しい付き合い方がわからないと
元気が出ません。
元気がないと自分の能力や経験を発揮できません。
 
自己流で治そう治そうとやって悪化した過去があるので
まずは受け入れて正しい知識を習得する。
それとどうやって生きていくか考える。
 
そうすると自ずと共存方法というのは見つかり、
それが自然と個性として滲み出てくるのです。
アピールして活かせという意味ではありません。
個性とは滲み出てくるものだと私は思っています。
 
あ、でもこれ、私の体毛は関係ありませんよ。
これはもともとです。薬の副作用とかではありませんから。
ご心配なく。そして病気も治ってはいませんが、
付き合い方がほぼわかったので、今は元気でお酒も飲みます。
ご心配なく。ほほほ。