大きい人がゆっくり動く理由

私はよく動くのが遅いと指摘されます。
たしかに動き全般がのんびりしているのです。
 
性格や気質というのもあると思いますが
いくつかのトラウマがあって私は早く動くのをやめた気がします。
それは身体が大きい人が早く動くと
ある種の凶器になるという体験でした。
 
私は小学校の高学年の時、キビキビした肥満児でした。
教室の中を走り回ったり、廊下を走ったり、無邪気にすごしていました。
ところがある日私が廊下を走り回っていたら、トイレから出てきた子に
ぶつかってしまいました。私は昔から身体が大きかったので、
私はそのままでしたが相手が突き飛ばされて、
脳震盪を起こしてしばらく倒れてしまいました。
相手が死んでしまったのかと、しばらく青ざめたのを覚えています。
  
他にも自転車に乗っていて接触事故を起こしても
自分は大丈夫だけど相手が吹き飛ばされる経験や
急いで動いて人やものにぶつかる経験を繰り返し、
いつの間にか慎重に動くようになり、
そろりそろりと動くのがクセになり、
行動全体がノロいといわれるようになったのです。
 
自分の身体が凶器になる。そのことを小さい頃から学んで
自然と身についた慎重な動き。
大きい人はよくノロマだといわれることがありますが、
それは大きい人なりの気遣いの結果なのです。
 
なんとなく今日はそんなことを思い出しながら
お昼にお散歩したので備忘録として書き留めました。
 
だから大きいけど、ゆっくり動く私を愛してください。