汚れた舌フェス

先月中旬頃、関東では内館牧子先生脚本のドラマ
「汚れた舌」の再放送が昼間行われていて、
いつもその時間になると、私のもとに同僚のドリューさんと
某Nママから感想、雑感などがメールに送られてきました。
  
私はニューレディー的事情でその時間にリアルタイムで
見られなかったのですが、週末、観始めたら止められず、一気に観終えました。
  
内館先生のドラマは一話の中身が濃いので、
最後は気持ち悪くなりました。
  
実は2002年の本放送の時も最初の数回は観ていたのですが
内容がキツ過ぎるのと当時はリアリティー病になっていて
話の展開にリアリティーがないと思ってしまい脱落したのですが
歳を取って、私は瑣末なことが気にならなくなり、
それよりも森口瑤子さんの貧乏エピソードとしめしめ顔、
牧瀬里穂さんのイチゴの食べっぷりに目が釘付け。
私の心のナンバーワンドラマ「年下の男」の
玉井梓級サイコ人物が3人も配置されていたんですもの。
(もう一人は松原智恵子さん)
やっぱり内館先生も年齢を経て、現実の世界と同じく
ドラマにも躊躇なくサイコを投入するようになったのでしょうか。
  
ストーリーも大人になってからの親離れ、子離れ、自立という
テーマで胸に沁みました。
気が付いたのですが、
このお話は毛利元就という内館先生脚本の大河ドラマの登場人物
村上水軍の娘 加芽   -飯島直子さん
元就の妻   美伊の方 -牧瀬里穂さん
元就父の側室 杉の方  -森口瑤子さん
が現代に生きたらどうなる?というテーマがあったように思えました。
  
そして、なんといっても、金沢の街の美しいこと!
また訪ねてみたくなりました。
あ、犀川の橋の上で別れた!とか
夜の茶屋街でご飯食べてる!とか
街のいたるところに水路が流れてたりとか。
そしてヤセの断崖、ここは車でしかいけないところで
前回、天気が悪かったので行かなかったのですが
ゼロの焦点でも舞台になっているし、
押さえておかなければならないと思ったのでした。

この作品に関してはDVDもあるようなので
もしよければ観てみてくださいね。
ふふふ。