生きる喜び


   
久しぶりの名古屋での女装でした。
 
とても思い出深い旅になりました。
なので、ちょっと備忘録。
 
仕事が終わり、ロッカーに置いておいた荷物を
ピックアップして東京駅へ。
途中荷物を出してから携帯電話を仕事場に置き忘れた
ことに気がつきましたが、荷物を抱えて戻るわけにもいかず、
時間もギリギリだったので、
予定は頭に入っているし、ま、いっか、の心意気で
東京を発ちました。
 
イベントはとても盛況でした。
自分のショウはまあまあの出来。
私が一番記憶に残ったのは
当日オーガナイザーさんに急遽頼まれてエスム姐さんと行った
日焼け男子コンテストの司会。
仕組みもわからないまま、行いましたが、
出場していただいたみなさんのおかげで盛り上がりましたし
大変勉強になりました。
  
今回司会という立場で
小規模ながらもコンテストというものを近くで見て
その意義や大衆人気ということについて
沢山考えさせられることがありましたので、
おいおい書いていきます。
  
イベントは朝まで盛況で、
ホテルに帰りついたのは朝の6時過ぎ。
翌日は個人的に手配したホテルへの移動をしたくらいで、
疲れて夜まで寝ていました。
 
夜は名古屋の女装番長アンジェリカさんと焼き肉。
その待ち合わせをするために中日ビル前に向かった時
栄のランドマークのテレビ塔に感慨深いメッセージが
書かれていました。
  
「生きる喜び」
  
調べてみたらオノヨーコさんの現代アートの一つだと
いうことですが、とても名古屋という街にあっているなと
思いました。
  
女子大小路のインターナショナルな混沌
熱田神宮周辺の森の木々の生え方
名古屋城お堀の草木の生え方
  
名古屋は温暖な気候のせいか
いろいろなものの発育状態が良い街なのではないかと思いました。
 
だって、立派な神宮に植えられている木々は
だいたい整然として整えられているのに
好きな感じで伸びているし、
お城のお堀や石垣はだいたい整然と整えられているのに
草木が良い感じに生え放題。
女子大小路も外国人がこんなに集まるって、
しかも国もいろいろなところから。
景気が良いというのもあるだろうけど、
やっぱり居心地がいいんじゃないかな。
    
もちろん名古屋のゲイさんにもノンケさんにも
地縁、血縁があって、大変なことも多いけど
なんとなく伸び伸びして、生きる喜びを楽しんでいる
というのが人々の根底にあるような気がしました。
  
だから昔からの歴史ある都会だったのね。名古屋。
  
生きる喜び。
  
名古屋を彩るのに的確な言葉だと思いました。
またその喜びに触れるために訪れたいと思います。