やおよろずの

私はこのブログでもしばしば書いてきましたが
神社仏閣にお参りするのが結構好きです。
  
でも、絶対にここでなければならないというこだわりはありません。
ではなぜ行くのかというと
神社仏閣は神様とその信仰に携わる人たちによる
壮大なプレゼンテーションの場だからです。
神様がいるということを世に知らしめ、その理念を体現し、
ご神体の文化の高さ、徳の高さを視覚でも空気感でも表現する舞台。
ロケーションの神秘性も含めて、よくできたプレゼンテーションだと思います。
  
いろんな神様がいて、いろんなプレゼンテーションがあって、
それをミーハーな気持ちでお参りしている。
というのが私のスタイルです。
  
日本に生まれてよかったなと思うのは
そういうたくさんの神様が共存しているということです。
最近の国際問題を見ていると
一神教もしくは無宗教を強要されている国が多いのだなと気づかされます。
  
私が海外旅行でタイによく行くのも
一応仏教国ですが、その辺りに寛容で、
現代日本にも通じるユルさというのを感じるからかもしれません。
   
ドラァグクイーンや女装に興味が沸くのも多分同じ理由です。
ベクトルはみんな好き勝手。
正解がなくて、間違いもない。
男らしい女装もいて良い、女性に近い女装もいて良い。
いろいろなプレゼンテーションをミーハーな気持ちで観ています。
  
こういう感覚を「多様性を認め合う」
と言うと肩肘張って、「お互いリスペクト」みたいな
ちょっと私が苦手な世界になってしまいます。
そんなに簡単に他人をリスペクトするほど、
私、御人好しではありません。
それに私自身、他人からあまりリスペクトされたいとも思いません。
生温かくか、無関心かの方がヌクヌクとできて心地良いです。
  
自分がされたい事を人にもするということで
私は世の中の人について大方無関心か生温かくというスタンスを
取っていたいと思っています。
  
神社仏閣も実を言うと生温かい眼差しで、
神様やそれで生計を立てている人たちのやり口を見に行っている。
とか言ったらバチがあたっちゃうのかしら。
  
でも人を惹きつける魅力あるプレゼンテーションは見ていて楽しいし、
いろいろなプレゼンテーションを見て、
そのセンスで吸収できることがあったら吸収してみたいと思うのは
そんなに悪いことだとは思っていません。
  
で、結果あの女装姿かい!
という突っ込みは聞こえません。
ふふふ。