2時間ドラマと時代劇とプロレス

2時間ドラマが比較的苦手でした。
 
普通の連続ドラマに比べて
ざっくり感、リアリティの無さが気になって
あまり見てこなかったんです。
  
でもこの前、船越英一郎さんが出ていたドラマを
偶然見て、最初は雑だなと思っていたんですが、
その雑さがかえって心地よく、
気がつくと最後まで見てしまいました。
  
まず、主役の船越さんがかわいらしいので見てしまいますし、
佐伯日菜子さんの新興宗教教祖役や
小沢真珠さんのヒステリック政治家役など
わかりやすい配役と演技も良かったです。
  
なんというか、
あまり頭を使わないで、いいんですよね。
小難しいことを考える必要がなく、
出ている人達が安定の演技で魅せてくれるんです。
  
まさに娯楽という言葉がぴったり。
  
で、同じように時代劇というのも勧善懲悪で
単純なお話があまり好きではなかったのですが、
最近は見方が変わって、
悪役をやる俳優さん、女優さんたちが
楽しんで、のびのびとやっているのを見て楽しむ
という技を覚えました。
  
これって多分プロレスを見て
面白がるのと同じ感覚なんだと思います。
筋書きがあって、ベビーフェイスとヒールがいて
それぞれがその役に徹して観客を魅了する。
  
そういうことを素直に楽しむことができるようになったのは
老化なんでしょうか?
成熟なんでしょうか?
  
まあどちらでも良いお話です。
ほほほ。