私の翼

昔から翼に憧れがある私です。
　
芸能レポーターの福岡翼さんでもなく
タッキー＆翼の今井翼さんでもなく
益若つばささんでもありません。
　　
まあ上記の皆様もそれぞれに味わい深いので好きですが、、、。
　　
毎年夏になると何故か
ここ４〜５年くらい、「翼をください」という歌が聴きたくなるのです。
ヱヴァンゲリヲンの新劇場版の「破」を見てから、
より明確になったのですが、
どうやら私は「翼」というものに強い憧れを持っているようなのです。
　　
もしかすると「上昇志向」の一言で片付けられるのかもしれません。
　　
上昇志向というと、
酒場で勤務する女装にはあまり馴染まない言葉ですが
多分、私にはハッキリとあるのです。
　　
何を持って上とするか
何を持って下とするか
　　
前まではその判断基準が自分の中でもあやふやで
世間に出回っているありふれた翼に憧れて
良い学校、良い会社、良い住まい、良い収入、誰からも愛される性格
そんなものを手に入れようともがいてきました。
　　
でも４０を目の前にしてようやく
自分の意志で何がやりたいか、何をもって翼とするか
ということがハッキリしてきたように思います。
かといって「不惑」と言い切れるほど強いものではないのですが、
薄ぼんやりと私の翼ということを考えられるようになりました。
　　
今回の引越もそのための選択を沢山して
仕事へのアクセス、
衣装を適正に保管できるスペース、
保証人を立てずに借りられる物件を探しました。
　　
私はいつものんびりおっとりしているので
人より遅く気がついたり、行動することになります。
私よりもずっと若くて早いうちからしっかりしている人も沢山いますが、
たぶん私には私のペースがあるのです。
　　
血液型の性格付けに意味がないといわれていますが、
私は小さい頃から暗示を受けていたせいか、
典型的なB型的気質で、とにかくマイペースなのです。
そして、小さい頃から慌てさせられたり、焦らされたりするのが苦手でした。
のんびり、ゆっくりですが、いつも明日は良くなれと思いながら生きてきました。
楽天的というところも典型的なB型っぽいですね。
そしてその楽天的な性格を放置してくれた親や周囲にも感謝です。
　　
下積み時代となる20代、30代もそれが原因で辛い時期もありました。
でも、私はいろいろな人に助けられながら、
なんとか切り抜けてこられました。
　　
これからも自分ひとりではできないことばかりですが、
助けられながらも、もっとできる私になりたいと思っています。
老いさらばえて、残すものもなく、いつか消えゆく、そんな人生ですが、
だからと言って厭世的になるのではなく、
もっともっと知りたいし、変わりたいのです。
　
そしていつか空を自由に飛び回るがごとく、
この世の中を自分の力で飛びながら見てみたいのです。
　　
で、次の翼を得るために、
私に今必要なことは悔しい思いを沢山することです。
悔しい思いをするために、もっと仕事に励みたいと思います。
人に会いたいと思います。
そのために仕事をしやすく、人に会い易い環境を整えてきました。
　　
引越シリーズで何か決意表明みたいなものが続いてすみません。
でも、このブログ、私の備忘録でもあるので堪忍してください。
　　
備忘録、打ち間違えて美暴力と出てきました。
ある意味正解。
何事も紙一重でおかしなものになるので、
あまり気張り過ぎず、適度に悔しい思いをしながら
新しい翼をいつか獲得したいなと思います。
　　
マイペースな私ですから、ゆっくりと。
ふふふ。