生きることはたたかうこと

生きることはたたかうこと
なんてタイトルだと勇ましい内容に聞こえますが
平仮名でたたかうと書いて、勇まし成分を少し減らしました。
  
で、
長く生きたいということは好戦的だという話をしていて
ふと思ったのが体内で起こっているミクロの世界の話です。
  
よく考えると生きているだけで、細胞レベルでは日々戦っているのです。
ウイルスや体内でできるがん細胞の芽、
白血球やら抵抗力やらで、自分を侵食するものと戦っているのです。
  
食べることもそうなのです。
間接的にですが、何かの命を奪って、自分の糧にしているのです。
  
着ることだってそうなのです。  
変化する外気温に対して戦っているのです。
異性を惹き付けて、より良い種を残すべく戦っているのです。
  
やだ、ちょっと考えただけで、戦ってばっかり。
そりゃ我が闘争なんていう回顧録を書く人も出てきますね。
  
よく考えたら生物は皆、生存競争をしていて、
ちょっとばかり恵まれていると、
そういうことを忘れちゃうんです。 
  
生きている それだけで戦っていると思うと
自然と自分より年が上の人を敬愛する気持ちが出てきます。
だから私は年齢なんか関係ないという人が苦手です。
  
仕事上では役割ということなので全く気にならないですが
私生活では長く戦って来たという一点から
誰彼かまわず、最低限の敬意を持ちます。