使うは磨く

Campy!barもそうなのですが
人が集まる所は社交場だということを以前書きましたが、
社交場というのはいろいろなものを使う人が輝く場所です。
  
お金がある人はお金を使う。
才能がある人は才能を使う。
お金も才能もない人は気を遣う。
  
そういう基本的な論理で成立している空間なのです。
いずれかの方法で貢献しなければ成り立たない場所が
社交場です。
  
では何故そのようにお金や才能や気を遣う場所にわざわざ出向くのでしょうか。
家でおいしいものを食べてのんびりしていれば傷つかないし、心も穏やかです。
でも私は最近、その理由がわかりました。
  
お金も才能も気遣いも使わなければ磨かれないのです。
  
お金も使わなければその価値が全くわかりません。
沢山お金を使ってみて、初めてわかること、見える世界があるのは事実です。
下手な使い方、上手な使い方、使ってみて失敗した、うまくいった
という経験をしなければ磨かれないのです。
それも人前でできるのが社交場の魅力です。
必然的にフィードバックも沢山受け、それがさらに使い方に影響を与えることでしょう。
  
才能も使わなければ磨かれません。
ひけらかすわけではないのですが、
公にしてみることで、批判を浴びたり、意見をもらったりするでしょう。
それで悔しい思いをして改善したり、努力したり、洗練されていくのです。
ショウガールも舞台をこなすと良くなっていくように
面白い話をできる人も、場数をこなすと話が洗練されていきます。
テレビの世界のタレントさんというのも
タレント(才能)があって、見せる、お金をもらう価値がある人
という意味で使われているのだということと一緒です。
  
そして気遣い。
私もお金も無い、才能もまだまだという時は
一生懸命気を遣いました。
特に店側に入ると、お金をいただいてということになるので
未熟ながらもお客様が面白い話や楽しい時間を過ごせるように努力しますし、
ますます気を遣わなければならないという状況になります。
  
だから、女装でもお店経験のある人というのは
伸び率が高いのです。
(そうでない例外の方もいますが、バイト感覚や共産主義下の労働者のような
 仕事をしていると、一向に伸びない人も居ます。)
  
ちなみに私が
お金、才能、気遣い
で一番大事な能力は?
と問われたら、
間違いなく気遣いだと答えます。
  
気遣いができる人間には自然とお金が集まり、
才能が集まり、それに刺激を受けて自分も変わってゆけるからです。
  
お金、才能、気遣い
この3つを意識して、
お店に居るときも、この人は何を使うのだろうか?
何を磨きに来たのだろうか?
なんてことを考えながら接しています。
  
だから惜しみなく使ってくださいね。
私、ちゃんと見届けますから。
ほほほ。