消費ロマンティック

無味乾燥な日々を送る私ですが
昨日、ふとロマンスについて考えました。
  
女性はロマンティックなものが好き。
なんてよく言われますが、
そもそもロマンスというのは無駄なことであり、
無駄で非合理的なものに意味を意味を見出して
遊べるというのは女性に多い感性だなと思ったのです。
そしてそれは古来からの役割分担(ジェンダー
というのが影響しているのかもしれないと思いました。
  
男は狩りに行って、食べ物を取ってきたり、お金を稼いできたり
何かを生産する役割を与えられてきました。
たぶん世界的にそういう傾向はあるようですし、
日本でもイザナギイザナミの時代からそうだったんですね。
  
男のお金の使い方の中心は
生産のための投資が中心です。
  
それに対して
女は男が取ってきた食べ物、お金を消費し、
家庭を守るという役割を与えられてきました。
だから、消費というのは女性がリードしていくものなんですね。
  
消費というのは直接的に何かを生み出しません。
一見無駄です。
だけど、無駄と思える消費をしなければ生活は成り立ちません。
生活は消費で成り立っているのです。
  
消費も洗練されていくと
その質が上がってきます。
もっと自分の好みにあったものを
もっと自分の感性を豊かにしてくれるものを
  
その期待に応えるために生み出されたのが
ロマンティックという産物です。
つまり肥大化した消費欲望を満たす成分
それがロマンスなのです。
  
生きるか死ぬかの瀬戸際でロマンスなんて
考えないでしょう。
  
そう考えると
ロマンティックってとても贅沢なもののように思えるのです。
だから、ロマンティックは安売りしちゃいけませんのよ。
ほほほ。