不条理と定命

世の中は不条理で満ち満ちています。
だからこそ甘美で美しいと思うのです。
しかし、その不条理は時折私から大切なものを
何故というタイミングで奪っていきます。

私はそんな受け入れざるを得ない不条理を受け入れつつも
身にかかるそれには身をよじって抵抗して
定命を迎えるのでしょう。

受け入れてこそ甘美でもあり、
抗ってこそ甘美でもあり、

人の一生はどちらにしても甘美なのです。

今この世に自分がいることに感謝しつつ
来世に旅立った友人に感謝しつつ
不条理を嘆きつつ
不条理に抗いつつ
不条理を受け入れつつ

私は今を生きていくのでしょう。