マラソン 女装 人生 2

当たったマラソンですが、
私は平常で週6日働いていて、
忙しい時は休みが無いという
気がつくとうっかり働き者の女装になっていました。

普段から多少スポーツジムに通っているとはいえ、
おマラソンはレベルが違います。
で、実は今回のおマラソンは繰上当選だったのですね。
だから通知が12月を過ぎてから私に来ました。

簡単に言うと、時間があまり無かったのです。
そしてこのブログを読んでいる人はご承知の通り、
私は冷え性で寒いのがかなり苦手です。
寒い日の外でのランニングは気が進まず、
2月になるまではジムのマシンで練習していました。

2月になって、さすがに長距離を外で走ったことがないのは
マズいと思い、近所の神宮外苑を何回か走りました。
一応長距離練習で、最高26km走って、
苦しいながらも、なんとか走れたので、
楽天的な私はなんとかなるべかと思い、
当日のレースに臨んだのです。

私を楽観的にさせた要因の一つは用具の進化でした。
今はクッション性の高いランニングシューズや
身体の無駄な揺れを固定し、筋肉の動きをサポートする
補正下着がいろいろあるのです。

私も練習であるのと無いのを両方経験して、
その機能に驚いていましたから、
その子達が私を守ってくれるに違いないと信じていました。

その自信が私にオファーが来て、一度はお断りした、
リキティさんのイベントに
ラソン後に出演するという、
うっかり大変な事態を呼び寄せたのです。

昨年11月にしばたはつみさんが好き過ぎて、
30分もののショウを作りましたが、
当然、そんなマニアックなショウは何処でも
やらせてもらえるものではないので、
なかなか機会を貰えずにいました。

このショウははつみさんの人生、歌う理由がテーマに
なっていて、それがマラソンにとても合っていたのです。
事実、練習の時に聞くと、とても走ることとマッチしていて、
その高揚感たるや、凄まじいものでした。

私はマラソンを走りきった後にこのショウをやったら
どんなだろう?
と、辛いことを忘れて、ワクワクばかりが大きくなり、
お引き受けすることになったのです。

私が女装する理由、
私が走る理由、
私が生きる理由、

終わった今でも、おぼろげでわかりませんが、
やってみることで、その行動からこぼれ落ちたり、
滲み出る私らしさがヒントになるような気がしたのです。

こうして私は好奇心に駆られて、
その日に向けて歩いていったのでした。

今日も長かったのでここまで。
続きは明日。