代弁者

まだまだとても小さく影響の少ない世界のお話ですが
メディアに生半可な気持ちで出てしまうと
痛い思いをすることがあります。
 
何の気なしにお話したことがそのまま使われる。
  
よくある話といえばよくある話ですが
小さな失敗が私にもありました。
  
でも、そこから気がついたのです。
メディアを通じて何かを伝えることは
自分の意図にかかわらず、誰かの代弁者となってしまうことを。
  
そういう目でよく見ると
テレビで長く残っている人たちは
コメントで上手に視聴者の気持ちを代弁していたり
局や番組制作スタッフの思いを巧みに読み取り
それをアンカーとして伝えていたり。
  
奔放な自分の思い、というものを
マスメディアで行おうとすると
淘汰されて行ってしまいます。
  
改めて思うのです
メディアというのは公器であると。
まずはメディアからの情報を受け取る側の方がいて、
メディアの中で働く方がいて、スポンサーがいる。
それぞれの思いを持ちながら、
情報を発信したり、受け止めたり。
  
そのメディアに乗るということは
その人たちの思いの中で立ち回らなければならないのです。
  
ただ、落ち着いて考えれば、
毎週お店に入っている時に私もやっていることなのです。
そして今までも昼の仕事でもやってきたことなのです。
お店の方の考えを踏まえつつ、自分の面白さを出しつつ
お客様を楽しませる。
直接お金をいただきながらダイレクトに勉強してきたことでした。
  
お店に入っている時の緊張感を思い出しながら、
もしかしたら今まで舞い上がっていたのかもと反省しつつ
メディアに出る時は注意しなければならないなと
実感した次第です。