形からでも身についていく

先日、女装時にオネガイやオネダリを平然とするようになった
ということを書いていましたが、
私はおっさんの時でもプライベートではなく、
それが仕事ならば
平然とオネガイやオネダリをしていたということに気付きました。
  
ジェンダーの問題かと思っていましたが、
よく考えると仕事モードか、そうでないか、
の違いなのだということに気付きました。
  
私は営業の仕事も経験してきましたが、
本来コミュ障気味の私は
最初は向いていないと思っていました。
でも、ハッキリと気がついたことがあります。
コミュニケーションは技術です。
  
大事なことなのでもう一回言います。
コミュニケーションは技術です。
  
性格や人柄というのも
多少は影響ありますが、本当に多少だと思います。
体育会系の人がコミュニケーションが得意というのも
小さい頃からスポーツや遊びでチームプレーをしてきたから
集団の中での振る舞い、気遣いなどの技術を
自然と身につけているケースが多いからです。
  
というのも
このところ渡世の義理でパーティーに顔を出すということを
続けてやったのですが、
仕事ではないということもあり、
プライベートでのコミュ障っぷりを再認識しました。
  
でも仕事になると
しっかりギブもテイクもしていきます。
それが仕事ですから。
  
それを仕事としてやると決めたら
自分の本来の性格はありますが、
お作法(言葉遣いや気遣い)を心得て
にっこり笑って応対します。
  
お作法はそこら中に本が出ています。
私も営業系の仕事の時は自己啓発系や営業の本などを読み込んで来ました。
あと、お手本はそこら中にいます。
街を歩いて素敵な接客をしている人、
百貨店やホテルの人などを徹底的に見るのです。
  
そして真似するのです。
作法は真似て身につくのです。
  
形を真似ることで
何故、その形になるのか考えていくうちに
その心にたどり着くことがあります。
  
そういった発見をしていくことが
仕事の面白さなのではないかと思います。
仕事が良いのは本来の性格の良さとかそういうものが
あまり関係ないところです。
  
性格が良くない私でもできる。
それが仕事です。
そして、それが私の生活も支えてくれる基盤になっています。
  
そして接客や営業の仕事をして一番良かったことがあります。
それはプライベートでも人に丁寧に接する癖がついたことです。
サービスを提供する側の仕事もするから
サービスされる時もその人の気持ちがわかり、
昔より人に優しくなれたような気がします。
  
性根は悪いままなのかも知れませんが
いつの間にかお作法が身についてきたのは
仕事をしてきて良かったなと思うことの一つです。