おんな一人旅4

バビロンに行きました。
バビロンというのはメソポタミア地方の古代都市ではなく
バンコクにあるゴージャスなゲイサウナです。
http://www.babylonbangkok.com/home.html

古代バビロニアというよりも
古代ローマギリシア時代を意識した施設と思われます。
西洋的モダンでありながら、古代の質実剛健な文化を取り入れ、
サウナ・プール・レストラン、いろいろイタス場所などがあります。
そこでは小奇麗なハウスボーイが給仕をしてくれます。

男の人は大体バスタオルいっちょでうろうろします。
暗闇的な空間や個室もあるのでそこでイタス人たちはイタシマス。

ここに行くといつも
「筋肉!英語!」がどれだけ大事か思い知らされます。

この施設はサロンのような一面も持っていて、
いつも偉そうにしているのがファランと呼ばれる西洋人グループと
大胸筋を異常に鍛えたシンガポール人です。

西洋文明と古代文明(彫刻的)を重要視した施設なので
当然その素養として言葉と肉体というのがこの施設では重要になってきます。

今のアジアのゲイに吹き荒れているスタンダードは
ある意味この施設に集約されているような気がします。

肉体とコミュニケーション能力のグローバルスタンダード化
それが「筋肉!英語!」です。

ある意味この二つはノンケの世界を含めて
世界とぶつかって行くにあたっては必須のツールでもあります。
私はちょっと前までは、それらを軽視していました。

健康的!知性的!社交的!みたいなものが賞賛される空間。
天邪鬼な私には馴染めなかったのですが、
自分の成長ということを重要視するようになってからは
不健康よりも健康な方がいろいろできる、
知性があった方がいろいろできる、
社交的な方が新しい情報が入ってくるので成長できる、
と、考えるようになり、不器用ながらも取り入れていこうということにしました。

まぁそれを突き詰めると、手に入れた男性的なステイタスから
降りられなくなり、違った角度や下から見上げるというものの見方ができなくなると
思うので、私はほどほどに取り入れようとは思っています。

一番大事なのは心の自由だから。

ただし自由を維持するには自らを律するある程度の秩序は必要であり、
「筋肉!英語!」は自由を支える秩序としてある程度取り入れても
良いのではと考えています。

そんなことをいつもバビロンに行くと考えさせられます。
今回も行っていい刺激を頂いてきました。

でも、あそこでどうやってデキてどうやってヤルのか、
まだまださっぱり方法がわかりません。