おんな一人旅3
昨日は衣装を見にプラトゥナーム市場に行きました。
そして、衣装を4着も買っていました。
てか、今までの旅行で一番お金使ったかも。
そんなに女装していないのに、何ゆえこんなに買っているのでしょう。
私はふと、私と女装の関係についてしばし考えていました。
私は昔から人を楽しませるのが好きで、
女装は私がいろいろやってきた中で最も手ごたえがあったから。
曲を理解して、それを表現するのが楽しいから。
化粧という行為を通じて、違う自分が出てくるのが楽しいから。
人からある種、見下されていると同時にお前にはできないだろうという
ある種の優越感に浸れるから。
私は多分、嫌な女だったので、
一番最後の部分が前面に出てた時期が長かった気がします。
最近はおしゃれするのが楽しい。
とか、着飾って楽しいという点の方が大きいかな。
ある程度お金がないと
こういう楽しみ方ってできなかった。
歳とって経済力をつけるというのは
世の中に対するルサンチマンでやっていた自分を解放するきっかけにもなるのだ。
気がつくと私はチャオプラヤ川の船の上にいました。
夕陽に照らされた王宮や街並みを観ていました。
初めて川から観るバンコク。
私の頭の中では中島みゆきさんの「紅い河」がぐるぐると
流れていたのでした。
私の中にあるあらゆる感情も
誰かの心にたどり着くことができるのだろうか。