適切な自己開示

最近、自己開示ということについてよく考えます。
人とコミュニケーションを取るにあたり、
自己開示は大きなポイントになります。

人前で何かをするという時には特にその必要性を感じます。
それは今までの経験で言うと学校・職場でのスピーチや
研修・塾などでの講師をしたときなどにも感じましたし、
もちろんニューレディーとしてショウをする時や
メディアにお邪魔させていただく時も感じています。

フリートークではもちろん、
たとえセリフが決まっているお芝居や歌詞が決まっている歌でも
人に何かを伝える際には自分の心で消化したものを表現しなければなりません。
そこに伝える人の心が開示されていないと、
見ている人の、聞いている人の、心が動かないのです。

自分の心を開示して人に伝えるのは勇気が要ります。
自分の心を見せて、
その考えが異なって人を傷つけてしまったらとか、
自分の心が受け入れられなかったらとか、
あれこれ考えると自分の心を開くのが怖くなります。

逆にそこまで人の心を動かさなくてもいいような時に
あけすけに自己開示をしても、「ウザい」という烙印が押されます。
「ウザい」というのは「あなたの自己開示、見たくありません」という状況の時に
受け手側から発せられる言葉です。

自己開示というのはとても難しいシロモノなのです。
でも、自己開示をしないコミュニケーションは味気のないものだなと
私は思います。

だからその場、その場をしっかり考えて
適切な自己開示をしたいなと思うのですが、
なかなかうまくいきません。
人生とは毎日毎日がトレーニングなのだなとつくづく思います。