他力

私は不器用なレディーで
人に甘えたり、人を頼るのが苦手でした。
でもよく考えると、結果的には人に助けられっぱなしの人生でした。
かえって恰好悪いですね。

自力で解決ということに憧れを持っていました。
自力を尽くせばきっと目標は叶うと。

でも、目標達成のために自分だけの力で頑張るのは
もうできないと、最近改めて気が付きました。
モチベーションが湧かないし、続かないんです。
これを諦めというのでしょうか。

私は結局、人の間で生かされて、人の作った街に生かされて
暮らしているのです。大河の一滴とでもいうのでしょうか。

だからこれからは今まで以上に
他力の御世話になるということを
重々承知することにします。

人の力を、街の力を借りて、
自分もいつか人の力、街の力になれるように。

他力という言葉が好きでなかった私が
他力に跪く、時というのは味わい深いですね。