他人事ではない哀愁

最近芸能ニュースを騒がせているあのニュース。
皆さん、何で?って感じで、ちょっと半笑いで報じていますが、
私には他人事には思えないのです。

私だって、何か間違えたらそうなる。
都会で一人で暮らす人ならば、
誰でもその危険と隣り合わせにいるのではないでしょうか。

女占い師の神の計画のお告げに従い、その通りに過ごす。
しかもそのお告げは
肉を食いたいだの、都心に住みたいだの生臭いものばかり。

たしかにその行為は愚かな行為にも思えるでしょう。

でも、生きていくことは選択の連続。
毎日誰しも選択をしながら生きている。
その選択をする基準は自分自身。
もしも、自分自身に自信を持てなくなったら、
誰かの指示に従いたくなる。

周りの誰も信じられなくなって、
自分自身も信じられなくなって、
そんな状態になった瞬間に
ふと、誰かがこうすれば良いと言い寄ってくる。

バカバカしいけど、そいつの言うことに従ってみよう。
私はお金も持っているし、頭も良いし、仕事もできる。
いつだって自分を取り戻せる。

きっかけはそんな心の隙間にできた油断。
選択を他人に委ねるのは思いの外、楽なことだ。
しばらくは乗っかってみよう。
そうしているうちにその楽な状態に慣れ、
依存をするようになる。

そして、、、

一人で生きるということは常にその危険と隣り合わせにいる。
特に一人暮らしで、優し過ぎる弱虫は孤独を選び、
そこで孤独に耐えられなくなった人間は簡単に落ちる。

人は一人では脆く壊れやすい。

でも、その孤独と緊張感と向き合い、日々を送ると
自分自身の感覚を研ぎ澄ませることはできる。

時に失敗しても、人間はやり直せる。
彼女が復帰したときに、
心からの拍手を送る人間であることを
私はやめたくはない。