悪意ととるか餞(はなむけ)と取るか

昨日、昼の赤坂でブラックスワンのサントラを聞いて
泣きながら歩いていた私ですが。
フォローとしてはボロ泣きではなく、涙キラリ☆ミ的な泣きです。
間違っても泣き女的な泣きではありません。
 
まあいずれにしても情緒不安定女装であることは
間違いないのですが、
女装が情緒安定していても。ねぇ。
 
さて、泣いた原因について。
映画ブラックスワン自体にはさしたる思い入れはないのですが
(面白い映画でしたが、冷静に考えると壮大な自慰行為を見せつけられた感がして)
昨日は白鳥の湖の曲を聞いて、
曲の持つ狂気というか、
それを愛でる大衆の心理というのが急に恐ろしくなって、
だけど、とても美しい旋律でドラマティックで人を引き付けて、
何で心が揺さぶられるんだろう、
なんてことを考えていたら、涙がキラリ☆
 
あの曲、白鳥が絶望して瀕死でバタバタして、
死ぬって言うところですごい盛り上がるでしょう。
もう、これでもかって畳み掛けて煽って。
 
ジャーン!ジャーン!というところが
取りようによっては
「さぁ、これだけ盛り上げてるんだ、死ね!死ね!」とも取れるし
「最後の見せ場で餞(はなむけ)で盛り上げているんだ、美しく舞え!」とも取れるし、
多分両方とも正しいのだと思いながら聞いていました。
 
ドラマや刺激を求める大衆は
いつだって、こういう残酷で美しい話が好きなんだなと
美人薄命っていうのだって、白鳥の湖の話と同様のストーリーを
大衆が望んだ結果なんだろうと。
なんというか美しいものは悲しくあるべきというRazzle Dazzle。
  
それにしてもチャイコフスキーさん
煽るよねー。
 
なんというか大衆の悪意と餞(はなむけ)とドラマと
いろいろな要素があいまって、私は感情が高ぶってしまったのです。
 
ちなみに私の持論では美人は薄命でなく、
結構長生きするというのが出ています。
実際に美人は不幸を望む大衆に対して、
小さい頃から鍛えられて、メンタル強いです。
さらに美人だから大人になって何かと優遇されて、
恵まれた方が多いからです。
 
NISSAYさんで昔やっていたCM「花の命はけっこう長い!」という
大地真央さんが歌ってた歌が真実なんだと思います。
だから、そういうドラマは古いドラマの世界の話と思って
美しい人たちはたくましく咲き誇ればよいと思っています。