のりP顛末に見る自分の変貌

ピッピッピ、ピピンがピ。
のりP音頭ではじまった今回。

薬物というと私は最も苦手なものでした。
前はミクシィの日記にそんなことをする人は死んでしまえ
というキツいもの言いをしていた程です。

今も苦手は苦手で、
私のポリシーとしては「イクなら自力」で、
というのがありますので、薬物でイク人に関しては
ポリシーが合わないので、基本的に距離をとります。

さて、そんな私も今回ののりPの顛末に関しては
面白がって観てしまいました。いや、むしろ好きになったくらい。
面白過ぎです。尊敬はしませんが。

人を傷つけたり、殺したりしていない段階なので
微笑ましいと笑っていられるのかもしれません。

薬物は依存性も強く、幻覚を見て人に迷惑をかけるものなので
取り締まって当然といえば当然ですが、
迷惑かけてから捕まえてもいいかなと最近は思います。
酒飲んだ酔っ払いも同じ。

薬物やお酒で迷惑をかけるのは一切理由にならない。

だから、コントロールできないと思う人間は手を出さない方が良い。
私はだから薬には手を出しません。酒もブス飲みとかやったりしていましたが、
あまり飲まなくなりました。体に与えるダメージも大きいから健康にも良くないですし。
女装も体が資本ですから。

頭では割り切れないことも世の中にあるし、
ある意味みんな迷惑かけながら生きているところもあるけど、
必要以上の迷惑はやっぱりかけない方が良いと思ってしまう自分は
すっかり小市民なのでしょうね。

私の中で自由と規制というのは「ライフ」というものを彩る
重要な要素だと思うので、小市民として時には自由を満喫し
時には秩序に縛られながら、生きてゆくのかなと思います。

でも、秩序に縛られる時でも、
世の中は美しいもので溢れていて、
それに触れる自由はいつだって残されているって思えば
重力を感じない生き方ができるのかなと思います。

今回ののりP逮捕で一番ゲンナリしたのは
逮捕状が出た途端に手のひらを返すように批判をしだした人たち。
最近の叩いても大丈夫だとわかった途端に徹底的に叩く
という風潮は本当に好きになれません。
まるで自分だけが安全な場所にいて正しいかのような風潮。
気をつけなければ自分も同じ状態になるという危機意識を忘れて、
人を批判するだけに注力するというのは、知性と想像力の低下です。

複雑さを楽しむ余裕が日本にはなくなったのかな。

女装は複雑さを自分に与えてくれる大切なもの。
だからきっと止められないんだろうな。