2012-01-01から1年間の記事一覧

迷宮の街で性と芸能の迷宮が

久しぶりに宣伝です。 私、このイベントに出ます。 『グレート女装および北ダイアナ・エクストラバガンザ連合王国』 2012.10/19(金) 開場18:30/開演19:30 (途中休憩あり) 会場:渋谷 O-EAST 出演:マツコ・デラックス ミッツ・マングローブ バビ江ノビ…

エレガンスとユーモア

前回記事の続きです。厚かましさ、野心を持ちつつ、 愛される理由(二谷友里恵先輩著) 私が何度か書いていることなのですが それこそがエレガンスとユーモアです。 振舞いの美しさ、受け答えの美しさというのは 野心が持つ厚かましさを大きくカバーします。…

厚かましさを恐れない

少し前にとある政党でリーダーを争う選挙があって 昔、健康上の理由でリーダーの座を投げだした人が リーダーに返り咲くということで話題になりました。 世の中の反応を見ると 良くもぬけぬけとまた出てきてという声がけっこう聞こえます。 私は意外とその人…

性と暴力とニューレディー

先日書いた記事「網の中の女装」 http://d.hatena.ne.jp/nikuyo/20120919 の続きです。 人の網の世界の外にあるものについて ずっと考えていました。 私が至った結論としては剥き出しの「性」と「暴力」です。 植物も動物も生きとし生けるものの本能として …

蓄積と忘却

今日はお昼にふと前に大阪のイベントの際に自分が発した言葉 「個性は受け入れてこそ花開く」 という言葉を思い出し、いい言葉だなと思い そのことを書こうかなと思いましたが、 既に過去の記事で書いていました。 http://d.hatena.ne.jp/nikuyo/20091013 20…

漂流と回帰

前回の記事では重いかなと思ってあえてはずしたのですが、 北の方の人達を語る上で避けて通れないキーワードがあります。 それは「漂流」という言葉です。 北海道にはもともとお住まいの方々もいましたが、 諸々の状況を経て、 現在の多くの方は明治以降に移…

北の方の人とすすきの

「練炭を使うというのは北の方の人の発想」 という言葉が木嶋佳苗被告の裁判で使われて、 その言葉を聞いたときの木嶋被告の反応が 佐野眞一さん「別海から来た女」と北原みのりさん「毒婦」で 描写がまったく違うという 読み比べポイントになるキーワードが…

Everyday, フィールドワーク

この前、私の旅行はレジャーというより どちらかというとフィールドワーク的要素が強い ということを書きましたが 旅は人生の縮図であると考えると、 毎日の生活もフィールドワークだと思えば いろいろ乗り切れるような気がしてきました。 私はどうしても毎…

網の中の女装

札幌から帯広までのJR北海道の特急で 車窓からの景色を見ながら考えたことがあります。 流れていく剥き出しの自然、雑木林、原野を見ながら 自然との対比で人間社会とはということを考えてみました。 ネット社会の到来という言葉をよく聞きますが、 ちょっ…

北へ向かう女

先日夏休みで北海道に行ってまいりました。 北海道といえば ブルーオーシャンを行く女 http://d.hatena.ne.jp/nikuyo/20120217 という記事で書いたことのあるキジカナこと木嶋佳苗被告を産んだ土地です。 その後佐野眞一さんと北原みのりさんのキジカナ本を…

ギリギリレディー

最近、私は自分がギリギリの状態がけっこう好きなのだということに 気がつきました。ギリギリガールズといきたいところですが、 ガールではなく成熟したメスですのでレディーで。 昔から時間に関する感覚が甘く、 ギリギリまで何かをするというのが癖でした…

時代に取り残される女

以前書いた杉ちゃんが杉村春子先生だったように、 マリコ様といったら真っ先に林真理子先生を思い浮かべます。 あっちゃんというったら高畑淳子さんです。 武者小路実篤や篤姫というのもアリだと思います。 私は昔から時代に取り残される女です。 お浜さん(…

つぶやかないで私を見て

SNSが大人気でそれは別にいいんですが 目の前に人がいるのに、つぶやき続けている人が増えたような。 こう言うとと小うるさいババアみたいなんですが、 いかがなものでしょうか。 私も人と会っている時、まったく見ないとはいいません。 チェックくらいはし…

夏の終わりのハーモニー

共感ということについて この前書きましたが、 やっぱり私、共感というのはあまり信用できません。 感じ方を強要されている気がするのです。 「うちらって素敵やな!なぁ?」 「これって楽しいよね!ね?」 あれれれれ、私、あんまりそう思ってないんですけ…

運命の人たち

最近、お隣の方々との間で何かと騒がしいですね。 日本は島国で、昔は海が容易な侵入を拒んでいましたから、 国境という概念にあまりピンとこない、いや、執着していないように思います。 ただ、国境というのは大陸にある国々にとって、かくも重要な概念なの…

共感を目的にすることへの抵抗

共感という言葉 最近いろいろなキーワードになっている言葉です。 私も共感自体は悪いことではないですし、 共感することも実際にあります。 が 最初から共感を目指すのはいかがなものかなと思います。 そんなに共感しなければいけないのでしょうか。 今はい…

キモイの向こう側

「キモイ」という言葉 中々直接言ってくる人は少ないですが 結構言われているのを私は知っています。 ただ、私は「キモイ」という言葉には「別に、、、」という エリカさま的反応しかしません。 「キモイ」という言葉はまさに天に唾を吐く言葉だからです。 …

化粧を自分でする女装 しない女装

女装というと広いカテゴリーを示す言葉で 女性の装いをするもの全般を指します。 以前、上海に女一人旅をしてきた時、 百貨店やショッピングセンターに入ると 売り場の案内に「女装」「男装」と書かれていて あぁ、なんと住みやすい国かと思いましたが 単な…

残暑お見舞い申し上げます

夏のニクヨちゃん祭り、感謝ということで 今日は珍しく写真大会。 私なりの正しさ、押し付けるわけではないですが 思いっきりつっこみながら楽しんでください。 まずはリゾート風な私。 そしてややこしくセクシーな私。 かなりややこしい私。 最後の写真は桐…

美=快感という考え方

この前、ヘルタースケルターという映画を観てきました。 まあまあ面白かったです。 美醜の問題というのは女性にとって永遠の執着ともいえます。 私は同時におっさんだったりするので、そこまでの執着というのが 良くも悪くもわからなかったりするのですが、 …

新宿で久しぶりのショウ

本日、新宿で久しぶりにショウですよ。 http://www.aisotope.net/schedule/0053.html アイソトープラウンジさんでショウタイムがあります。 20:00〜で 私は大体15分くらいのショウを2本やります。 新宿でじっくりしたショウをやるのは久しぶりです。 うれし…

見えるもの見えないもの

目に見えるものだけを信じる という程無粋ではないですが 目に見えないものに振り回されることもあまりありません。 夏らしく霊感や幽霊の話ですが、 私にはまったくそういう能力はないです。 というより、霊が居ても全然怖くないというのが事実です。 生き…

包帯のような嘘

どうしても最近頭から離れないのは 中島みゆきさんの「世情」という曲です。 その中で 「包帯のような嘘を見破ることで、学者は世間を見たような気になる」 という歌詞があるのですが、 最近では「学者」が増えたようで、 ネットを中心とした「正義」に名を…

ちゃっかり最終宣伝

オリンピック、明日からですね。 私は吉田沙保里選手がいろいろな意味で 興味深く、応援したい気持でいっぱいです。 さて、オリンピックを記念して 明日は一日女装マラソンです。 朝の8時から翌朝まで女装。 限界に挑戦です。 私の挑戦、しっかり見届けてく…

ちゃっかりしてるけどええ子な私

オネエというと私はどうしても「姉」という字を連想し、 「姉」的振舞いをしなければいけないのかという強迫観念を持ってしまいます。 ところが私自身はまったく「姉」的人間ではないのです。 兄弟姉妹関係というのは最近になって人格形成に大きく影響をする…

媚の何が悪い

前回の記事で 「媚」という字の成り立ちから垣間見える 女性への蔑視を書きましたが、 私自身は「媚」をポジティブに捉えます。 「媚」とは実はとても主体的な言葉でもあります。 デジタル大字泉によると 1 人に取り入って、機嫌をとろうとすること。へつら…

女装をしてわかる蔑視の構図

いいおっさんが女装をすると明らかにおかしく思われますが いいおばさんの男装は変だなとは思いますが、あまりおかしく思いません。 男が女装をするとおかしく 女が男装をしてもあまりおかしくはない。 これはファッションという点で言えば 女性のファッショ…

元気!

勇気ときたら 元気! そう、やる気!元気!イワキ! 私が何となく食わず嫌いして触れたことのない ドラゴンボールやワンピースみたいですね。 夏のニクヨちゃん祭りの開催ですよ! 7/28は渋谷Gate http://www.gatetokyo.jp/top.htm で 8/5は新宿AISOTOPE LOU…

勇気

弱虫は確実に私の中にいます。 そしてもしかすると誰の心の中にもいるのではないかと思っています。 弱虫を無くしたい、強くなりたいと願ってきましたが、 やっぱりどうあがいても弱虫は消えません。 臆病だし、姑息だし、人の顔色をうかがう。 そういう自分…

ウズメさまの前で

天岩戸のお話で一番好きなのは 何といってもアメノウズメさまです。 アマテラス姉さんの機嫌を取り戻すべく 歌に踊りにストリップ、あらゆる手を使って楽しませた。 まさに女芸人の元祖の女神さま。 自分を笑い物にしてでも、潔く楽しませるって やってるこ…